第3回日本アミロイドーシス研究会学術集会
3rd Annual Meeting of the Japan Amyloidosis Research Society
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大会長挨拶
第3回 日本アミロイドージス研究会学術集会 大会長
安東 由喜雄
第3回
日本アミロイドーシス研究会
学術集会
大会長: 安東 由喜雄
(熊本大学大学院生命科学研究部 神経内科学分野 教授)
 この度、第3回アミロイドーシス研究会の大会長を拝命しました。本学術集会では、テーマを「アミロイドーシスの診断・病態解析・治療の新展開」としております。本会は平成25年度に第1回が開催されましたが、会を追うごとに参加者が増加し、アミロイドーシス診療・研究に携わるものにとって今や不可欠なものとなって参りました。アミロイドーシスという疾患も少しづつ啓発され、基礎・臨床の垣根を超えてどんどん関心が高くなってきたことを肌で感じておりますので、本年も昨年の会にも増して多くの方々がご参加いただけるものと期待いたしております。
 かつてアミロイドーシスはコンゴー・レッド染色で陽性に染まったものの、原因蛋白質もわからず、治療法もない疾患であったため、病型も突き詰める必要もないと考えられており、それ以上踏み込んだ研究には発展しない時期が続いておりました。しかし近年の分子生物学的研究手法の進歩と共に、様々な原因蛋白質が同定され、生物製剤や低分子化合物による治療薬の開発などが行われるようになり、「アミロイド−シスはわからない、治らない」疾患という概念であった時代から「診断がつく、治る」疾患の時代へと変貌を遂げ始めております。
 これまで厚生労働省の「アミロイド−シス調査研究班」が診断・研究の中心的役割を果たしておりましたが、本班会議が同省の方針で、昨年度より政策班としての位置づけがなされ、事実上研究の部分が省かれ、疫学や患者のグレーディング、診療ガイドライン作りなどを中心に行う調査班の形になりました。従ってアミロイドーシスの診療・研究に対する本会が果たす役割は今後も益々重くなるものと考えております。
 今回はシンポジウムとして、「マイクロダイセクションと質量分析法が切り開く次世代アミロイドーシス診断」、「早期治療を目指したアミロイドーシス診断の進展開」、「変革するアミロイドーシス治療」などをテーマとして最新の情報を提供することになっております。真夏の暑い最中の開催となりますが、どうか振るってご参加いただき、活発なご討論を賜りますようお願い申し上げます。

 末筆となりましたが、本会の運営にご尽力くださいました方々に心から御礼申し上げます。
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